アローラ四つの島全てに存在する国教「日輪宗」の総本山であり、古い王族の血統の者が住む城がある場所。
あるいは、かつては異教であり十数年前大改革運動とそれに伴う征伐により日輪宗に組み込まれたメレメレの大寺院の者たち。
ラディスラス
ルガルガン♂/まひるのすがた
28歳
一人称「私」 二人称「お前」
アローラの君主であり日輪宗最高指導者。世襲でその座を受け継いだこと自体にうんざりしている。
先代君主である父が行ったありとあらゆる悪行の代償を現在払っている最中で余裕もなく常にピリピリしている。
厭世家で人を遠ざけ、ほとんどの者に心を許さない静かな男性。
自宅:イオアネの兄。バルドゥールに対して「この世で一番幸せになってほしい」と思っている
イオアネ
ルガルガン♂/まよなかのすがた
22歳
一人称「俺」 二人称「きみ、お前、あなた」
君主血統の次男に生まれついた青年だが「夜の力を受け継ぐ者」としてその地位は高くない。
家族に対する愛情はあまりなく、兄であり君主たるラディスラスのことだけを敬愛している。
兄に降りかかる艱難辛苦を全て退けることが自分の役割だと自負している。
自宅:ラディスラスの弟
イサドラ
ルガルガン♀/まひるのすがた
18歳
一人称「イサドラ、わたし」 二人称「あなた、きみ」
日輪宗において神の子を受胎するとされる巫女。元々は国の王女であった。
さまざまな事情により幼くして神殿に追いやられ巫女にされてしまった。世間知らずで内面はまだ少女そのもの。
神事と称してむごい仕打ちを受けてきたため他人のことを根本的には信用していない
自宅:バルドゥールの妹
バルドゥール
ルガルガン♂/まよなかのすがた
25歳
一人称「我、私」 二人称「汝、貴台、あなた」
日輪宗の宗教戦士であり君主血統の傍系のもの。
血脈は尊い一族のものだが夜狼になったことを「血に背く者」と忌まれてきた。様々な謀略により冤罪を着せられ追放され罰としてむごい拷問を受けたがため見た目は傷にまみれ、人を信じる心も失われてしまった。
元は聡明で心優しい青年だったらしいが今は見る陰もない。神殿に囚われている妹を救いたい。
自宅:イサドラの兄。ラディスラスに対して愛憎入り混じった感情を寄せている
ダンクマール
ルガルガン♀/たそがれのすがた
25歳
一人称「俺」 二人称「あんた、お前、てめー」
メレメレにある密教寺院で育った軍人の女性。囚われのバルドゥールを救った張本人。
自らの信仰とその導師に忠誠を誓い、導師の命令に従い救済の旅に出る。生真面目で曲がったことを嫌う高潔な女性。
他人のために戦い命を費やすことをよしとする戦士でもある。無神論者は話が通じないから大嫌い。
ヴィンセント
★ルガルガン♀/まひるのすがた
16歳
一人称「ぼく」 二人称「あなた、きみ、お前」
密教寺院で修行をする少女。男性的な言葉遣いをし自らを男性と思って振る舞っている。
生真面目で決まり事を逸れることを極端に嫌い、他人にもそうであるように求めるところがある。
罪人を罰する拷問吏。彼女自身が被差別民として虐待されて育っていた為「人に認められないこと」を非常に恐れる。
ミナ
ルガルガン♀/まよなかのすがた
16歳
一人称「ミナ」 二人称「あなた、きみ、お前」
本来なら渓谷に住むはずが一人だけ森に住むはぐれ狼。
世俗を断ち父親と二人きりで過ごしておりあまり世間を知らない。穏やかに生きることを好み、それを害するものは排除する。
軍人と宗教家がこの世で特に嫌いな無神論者。自分の暮らしを守るためならばどんな手でも使う。
↓20年後の時間軸↓
ヴァーリ
★ルガルガン♂/まよなかのすがた
20歳
一人称「俺」 二人称「きみ」
ヨロイ島に住む浮世離れした不思議な青年。人当たりはよく温厚で話しかけられたら誰に対しても親切。
誰とも深く関わろうとせず孤独を好んでいる。自罰的で自傷癖があり、人に気を遣われることが大の苦手。
現在は島の警備の仕事をしているが誰とも深く関われないためか遠巻きに見られている。